
― 目 次 ―
国会要請行動 全体会のようす
11月25日、衆議院第二議員会館にて、
「地域医療の崩壊をなんとしてもくい止めるための緊急行動」国会要請行動と請願署名の提出が行われました。
全国から民医連の仲間が集まり、会場は熱気と緊張感に包まれました。
特に「初めて国会要請に参加した」という職員も多く、慣れない会館の雰囲気の中でも、みなさんの表情は真剣そのもの。「地域医療を守りたい」という思いが会場全体を満たしていました。
全日本民医連からは、物価高騰・人材不足の中で多くの医療機関が厳しい経営状況に置かれていることが報告されました。
「このままでは地域医療の基盤そのものが揺らぐ」
という危機感の共有と、行動の大切さが呼びかけられました。
40万筆超の力 22万筆の署名提出

全国の仲間が積み上げてきた請願署名は、すでに40万筆を超える到達となっています。
今回の臨時国会には、そのうち点検が終わった22万筆(29箱)が第一次提出として届けられました。
壇上にずらりと並んだ署名箱を前に、会場からは大きな拍手。
署名一つひとつに、地域で暮らす人たちの「医療を守ってほしい」という願いが込められていることを、あらためて強く感じる時間となりました。
県によって広がる 他団体との共同
全体会の報告では、県によっては医師会、民間病院協会、看護協会などと協力が広がっていることも紹介されました。
すべての県で一律に進んでいるわけではありませんが、
「地域医療が崩壊してはならない」という共通の思いが、団体の枠をこえて少しずつ広がりつつあります。
ある県では医師会長が個人として賛同の意を示すなど、これまでにない連携が生まれている例もあり、参加者にとって大きな励ましとなりました。
和歌山の大きな到達と広がり
今回の報告の中で特に印象的だったのが、和歌山県の大きな署名の広がりです。
和歌山では、
– 目標:8,700筆
– 到達:8,300筆(約95%)
と、全国でもトップクラスの到達率を実現しています。
推進本部会議では
「このあとも、1人2筆署名を広げよう」
と呼びかけが行われ、地域と職場でていねいに声をかけながら、今月中の目標達成をめざしてさらに取り組みをすすめているとの報告がありました。
こうした和歌山の到達は、全国の参加者の大きな励ましとなり、
「自分たちの県でももっと学習と対話をひろげたい」という思いが一段と強まる時間となりました。
国会議員からのあたたかいメッセージ

署名提出の場には複数の国会議員もかけつけ、
「診療報酬はしっかり上げるべき」
「医療・介護が崩れれば地域の暮らしは守れない」
「患者負担を増やさずに現場を支える政策が必要」
といった、現場の声に寄り添うメッセージが寄せられました。
党派をこえて前向きな発言もあり、参加者からは自然と拍手が起こりました。
国会の場でも仲間が一緒に歩んでくれている―その心強さを感じられる瞬間でした。
栃木民医連としての要請行動
今回、栃木からは工藤事務局長が参加し、栃木県選出の国会議員事務所を訪問して要請を行いました。
- 12:30~ 福田昭夫 議員事務所(対応:秘書 齋藤様)
- 13:00~ 藤岡隆雄 議員事務所(対応:秘書 白井様)
両事務所とも丁寧に話を聞いてくださり、
栃木の医療機関が直面する切実な状況――
物価高騰、人材不足、赤字経営の深刻化など――をお伝えしました。
工藤事務局長からは、
「地域で暮らすすべての人々が、これからも安心して医療を受けられるように、
どうか医療・介護・福祉の予算を確保してほしい」
との思いを届けました。
秘書の方からは「議員にしっかり報告します」との言葉があり、今後の対話の継続につながる前向きな面談となりました。
おわりに
今回の国会要請行動は、全国の仲間が積み上げてきたとりくみの力が、確かなかたちとなって見えた一日でした。
40万筆を超える署名。
その中でも、第一次提出の22万筆は、地域住民の強い願いの象徴です。
栃木民医連としても、今回の経験を各職場や地域に持ち帰り、
さらに署名と学習、行政・国会への働きかけをすすめていきます。
地域のみなさんとともに、
“いのちと暮らしを守る医療”を未来につないでいくために、これからも歩みを続けていきます。

